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マグナ50(ホンダ)(2ページ目)

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クラスを超えたミニクルーザー「マグナ50(AC13)」

アメリカンモデルが充実する前の1990年代前半から半ば、250ccクラスはホンダ・レブル(MC13)やエリミネーター250SE・LX(EL250A)といった並列ツインモデルがラインアップ。VツインはXV250ビラーゴ(3DM)のみで、これが後の「アメリカンの標準的なスタイル」を表していた唯一のモデルだった。そんな状況の中で、ホンダがアメリカンの新ジャンルを構築すべく登場させたのがVツインマグナ(マグナ250)だ。V4エンジン搭載の兄貴分マグナ750(RC43)共通のイメージで、ロー&ロングに仕上げられたスタイリングは実に新鮮で、一躍人気モデルとなった。

その翌年、ホンダが得意とする50ccクラスにもマグナ50(マグナフィフティ・AC13)を登場させ、唯一のミニ・アメリカンだったジャズ・JAZZ(AC09)とはキャラクターの異なるラインアップを形成していくこととなった。兄貴分のマグナ250にも負けない仕上がりで、全長1960mm、ホイールベース1320mmというワンクラス上の大柄な車格、リアのディッシュタイプホイール、フロントのアルミ・コムスターホイール、メガホンタイプマフラー、その他各部メッキパーツの採用により、50ccとは思えない作りこみとなっており、まさにクラスを超えたミニクルーザーといったところだ。

エンジンはスーパーカブ系のセル付・マニュアルクラッチ4速リターン式で、ジャズの4ps/7500rpmからややパワーダウンした3.9ps/8000rpmと、少し高回転型となっている。ただ、同系エンジンの関連パーツは豊富にあるので、自分好みにいくらでもカスタムできるのがホンダのミニバイクの大きなメリットだ。初登場は1995年だが、2007年までは発売されていたロングセラーモデルだけに、程度の良い中古車も多いはず。入門用としてはもちろんのこと、アメリカン乗りのセカンドバイクとしても「遊び心を忘れないホンダのミニ」はベストな選択といえるだろう。