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XR100モタード(ホンダ)

ホンダ/XR100モタード

エイプ等で好評を得ている縦置きOHCエンジンの吸排気系をチューンして搭載。足回りには前後輪にディスクブレーキを採用し、コントロール性に優れたブレーキングを実現。また、アルミキャストホイールを前後に採用することで、軽快な運動性能を実現している。XR50モタードと共にわずか2〜3年という短命でラインナップから外れたXR100モタードだが、楽しめる要素はエイプ50・エイプ100以上のものを持っている。

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伝統あるエンジンを搭載したミニ・モタードが「XR100モタード(HD13)」

エイプ100(HC07)やXR100モタード(HD13)に搭載されている、通称「縦型」エンジン。同系統のエンジンはエイプ100が登場した2002年の時点ではエンデューロレーサーXR100R(後のCRF100F)にも採用されているもので、ルーツを探ると1986年のXR80Rまで遡ることができる。これをベースとした公道モデルXLR80R(HD10)が1987年に登場しており、1990年にはXR80RからXR100Rへとモデルチェンジ。その後10数年に渡りラインナップし、XR100モタードへとつながっている伝統あるエンジンなのだ。

2005年に登場したXR100モタードは、2002年のエイプ100(7ps)よりも若干パワーダウンした6.5ps。だが、前述した車種のエンジンパーツが流用可能であり、例えば、XR100R純正パーツを流用しパワーアップを図るというのは、「縦型」好きの間では周知の事実だ。エイプ100とは、外装はもちろんのこと、足回りに大きな違いある。同じ12インチながらもNSR50譲りのアルミキャストホイールを採用。また、フロント220mm、リア160mmのディスクブレーキを装備し、プロリンク式のリアサスペンションは専用のセッティングが施され、スイングアームは40mm延長されるなど、攻める走りに対応したものとなっている。

兄貴分のXR400モタード(ND08)、XR250モタード(MD30)が生産終了となり(2008年12月現在)、また、XR50モタードと共にわずか2〜3年という短命でラインナップから外れたXR100モタードだが、楽しめる要素はエイプ50・エイプ100以上のものを持っている。さらに、環境問題やエコが注目されている中で、燃費の良い4ストモデルはセカンドバイクとしても最適である(カタログ値で53.2km/L)。楽しめる要素をエイプ100が受け継ぎ、エイプ100タイプD(HC13)として追加ラインナップされたが、再販を願うファンも多いのではないだろうか。