PCX160(ホンダ)(4ページ目)
ホンダ/PCX160
搭載するエンジンは、新設計の156cc・水冷・4ストローク・OHC単気筒。2018年のPCX150と比較すると、最大出力が0.8PSアップの15.8PS/8500rpm、最大トルクが1N・mアップの15N・m。数値上の違いは大きいとは言えないが、例えば、加速が欲しい時、上り坂を走行している時などに、少しの余裕を感じられる。ただ、同時に一新された原付二種の「PCX」と比べれば、スロットルをあければ、その排気量の違いは感じることができるだろう。
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PCX160に関するニュース
安心・安全・快適、そして排気量アップで、ちょっとした心の余裕が持てる「PCX160」
2012年にデビューした「PCX150」。125ccクラスのコンパクトなボディと軽二輪ならではの1クラス上の動力性能で人気モデルの仲間入り。2014年、2018年にはフルモデルチェンジを受けて熟成が図られた。そして、2021年にPCXシリーズが一新され、排気量がアップされた「PCX160」が登場。
搭載するエンジンは、新設計の156cc・水冷・4ストローク・OHC単気筒。2018年のPCX150と比較すると、最大出力が0.8PSアップの15.8PS/8,500rpm、最大トルクが1N・mアップの15N・m。数値上の違いは大きいとは言えないが、例えば、加速が欲しい時、上り坂を走行している時などに、少しの余裕を感じられる。ただ、同時に一新された原付二種の「PCX」と比べれば、スロットルをあければ、その排気量の違いは感じることができるだろう。
排気量の拡大だけではなく、装備面や利便性の面も充実が図られている。エンジントルクを制御して後輪のスリップを抑制する「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」の新採用。フロントブレーキのみ作動する1チャンネルABSも標準装備(PCX150はタイプ設定だった)。これらの安全に関する装備は転倒や事故を完全に防ぐものではないが、万が一の時に、少しの余裕をもたせてくれることがある。それだけでも安心感が違う。
また、フロントインナーボックス内にUSBソケットを、新たに標準装備。ラゲッジボックスは30リットルの容量を確保。ホイールも新設計となり、タイヤサイズのワイド化のほか、リアホイールの13インチ化によってリアアクスルトラベルも伸長。振動を軽減するラバーマウント構造のハンドルホルダー。このほか、キーを取り出さなくてもメインスイッチノブの解施錠が可能なホンダ・スマート・キー・システムはそのまま採用されている。
安心・安全・快適、そして排気量、それぞれがちょいアップ。PCX150から劇的に進化したということではないが、しっかりと進歩が感じられるモデル。それがPCX160だ。