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CBR250RR(ホンダ)(2ページ目)

ホンダ/CBR250RR

初代モデルは1990年に登場。19000回転回る超高回転型4気筒エンジンで45馬力を発生させた。2017年に登場したモデルは初代モデルと車名は同じだが全く異なるモデルとなっている。エンジンは水冷2気筒を搭載し38馬力となっている。ライダーを選ばず誰でも高次元の走りが楽しめるようなマシンを目指して作られた。広いパワーバンドと相まって、峠からタウン・ユースに至るまで扱いやすく楽しいマシンに仕上がっている。

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その時代の高性能を身にまとい進化し続けるCBRシリーズ

「CBR」の名で最初に発売された「CBR400F」は「CBX400F」の進化版として生まれた。低回転で2バルブ、高回転時で4バルブに切り替わる“REV”(回転応答型バルブ休止機構)を装備したエンジンを搭載し、“角断面フレーム”や、“TRAC”、“プロリンクサスペンション”など最新メカも満載していた。その後、カウルが装着された「エンデュランス」、空力を考慮しフルカバーカウルを装着した「エアロ」、レースを意識して作られた「RR(ダブルアール)」など時代と共に進化していった。

また、「CBRシリーズ」は250ccから1100ccまでの排気量をラインナップしているが、各モデルに様々なサブネームがつけられているのもこのシリーズの特徴のひとつ。フルカバーモデルとなり空力を意識したモデル「CBR250R・ハリケーン」、耐久レーサーをイメージした「CBR400F・エンデュランス」、欧州名のこの名前で呼ばれる事も多い大人気のスポーツモデル「CBR900RR・ファイヤーブレード」、世界最速を目指して作られた高速スポーツツアラー「CBR1100XX・ブラックバード」と、どれも人気モデルばかりだ。

常にクラス最高性能と走りを求めたスーパーマルチクォーター

1980年代に入り高性能化が進む中、250ccクラスにも“4気筒マルチ”を待ち望む声が高まり、ズズキとヤマハはそれぞれ「GS250FW」 「FZ250フェ-ザー」を誕生させた。特にヤマハの「FZ250フェーザー」はレブリミットが17,000rpmと、超高回転型のエンジンを搭載し話題となっていた。そんな中、ホンダは1986年に「FZ250フェーザー」に対抗するべく「CB250FOUR」を誕生させた。このクラスで初めてカムシャフトをギアで駆動する“カムギアトレーン”を採用。足廻りもレーサーを継承するつくりとなっており軽快で俊敏な操縦性は多くのユーザーを魅了した。

その後、「CBR250FOUR」から「CBR250R」へとモデルチェンジ。フルカバードタイプのカウルを採用し、エンジン等もリファインされ“ハリケーン”というサブネームもついた。その後シリーズ初のフルモデルチェンジ。車名は「CBR250R」のままであるが、外観も中身も別物。“異形ヘッドライト”から“丸目のデュアルヘッドライト”へと変更。前期のモデルと比べ、よりレーシーなスタイルとなり人気を呼んだ。

そして、シリーズ最終型「CBR250RR」へと2度目のフルモデルチェンジ。このモデルは「高次元ヒューマン・フィッティング」をコンセプトとし、ライダーを選ばず誰でも高次元の走りが楽しめるようなマシンを目指してつくられた。それらを実現するため、フレームから足回りまでをフルモデルチェンジ。車体重心に重量物を近づけ、遠いものは極力軽量化するという徹底した“マスの集中化”も図られている。この熟成されたエンジンのもつ広いパワーバンドと相まって、峠からタウン・ユースに至るまで扱いやすく楽しいマシンに仕上がっている。