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CB400SS(ホンダ)

ホンダ/CB400SS

CB400SSは、CL400の後継モデルとして2001年に登場したストリートモデルだ。1970年代の空冷ツインモデルであるCB360TやCJ360Tを彷彿とさせるレトロなデザインで、よりSR400の路線に近づいたものとなった。4本のバルブを半円面上に放射状に配置して高効率を実現したRFVCヘッドの空冷シングルエンジンは、XR400Rをベースに出力を29psにダウン。外観もやや変更となりCL400にも搭載され、それを受け継いだものとなる。2001年の初代モデルはキック始動のみだったが、2003年発売モデルでセル・キック併用になった。

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スクランブラーから路線変更したストリートモデル「CB400SS(NC41)」

1978年に登場し、1990年代のストリート系カスタムブームでは絶大な人気を誇ったSR400。当時の400ccクラスは、アメリカン系ではスティード400(NC26)、ストリート系ではシンプルな空冷シングルのSR400の独壇場で、素材の良さから両者ともに過度なカスタムを施したものが多かったのは記憶に新しい。その人気を受けて登場したのが、ホンダのCL400(NC38)やスズキのテンプター(NK43A)といった空冷シングルモデルだが、人気車種の仲間入りをすることはできず、SR400の牙城を崩すことはできなかった。

CL400はアップマフラーやブロックパターンのタイヤなどの採用で、どちらかといえばオフロードテイストを盛り込んだスクランブラーイメージのデザインのため、SR400とは趣が異なったのは事実。そこで、後継モデルとして2001年に登場したのがCB400SS(NC41)となる。1970年代の空冷ツインモデルであるCB360TやCJ360Tを彷彿とさせるレトロなデザインで、よりSR400の路線に近づいたものとなった。

4本のバルブを半円面上に放射状に配置して高効率を実現したRFVCヘッドの空冷シングルエンジンは、XR400Rをベースに出力を29psにダウン。外観もやや変更となりCL400にも搭載され、それを受け継いだものとなる。2001年の初代モデルはキック始動のみだったが、2003年発売モデルでセル・キック併用になった。SR400では2001年モデルから採用となったフロントディスクブレーキも、CL400時代からすでにディスクブレーキであり、また、乾燥重量はSR400の152kgに足たいして139kgと13kgも軽く、基本性能は同等もしくはそれ以上と言えるものだった。2007年11月発売モデルで最終となってしまったが、こういったシンプルでベーシックなモデルは息長く存続してほしいところだ。