CBR400R(ホンダ)(4ページ目)
ホンダ/CBR400R
1986年にホンダが水冷化&フルカウル化を実現させ、登場したのがCBR400R。しかし、カウル上の「エアロ」が示すとおり、フルカバードのデザインはレプリカというよりは、むしろツアラーを基本コンセプトとしたスタイリングであった。型式NC47の「CBR400R」は、前述の「CBR400R(NC23)」と名前は同じでも系列の違うマシン。共通のエンジンとシャシーを持つという、特殊な相関関係にあるのが2013年にデビューした「CBR400R(NC47)」「CB400F(NC47)」「400X」。中でも「CBR400R」と「CB400F」は違いがハンドルとカウルのみとなっている。
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中古車排気量
400
cc
年式2022
距離6049
km
地域京都府
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中古車
CBR400R ETC2.0・USB装備
本体価格(税込)
72.80万円お支払総額(税込)
78.70万円排気量400
cc
年式2022
距離6049
km
地域京都府
商品番号:B180940(更新日:2023/07/12)
車台番号:871(下3桁)
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フルカバード&水冷化&で進化した400cc・4気筒「CBR400R(NC23)」
250cc・2ストレプリカに加え、400ccクラスにもフルカウル&アルミフレームのレプリカの風が吹き始めた1980年代の半ばから後半。ヤマハはFZ400R(46X)からFZR400(1WG)へ進化、スズキはGSX-R400(GK71B)を投入し、カワサキは少々路線の異なるGPZ400R(ZX400D)を発売。4気筒モデルは水冷が出揃ったが、ホンダは空冷のCBR400F(NC17)のまま一歩遅れたような形となっていた。しかし、1986年にCBR400R(NC23)を発売し、水冷化&フルカウル化を実現。しかし、カウル上の「エアロ」が示すとおり、フルカバードのデザインはレプリカというよりは、むしろツアラーといったスタイリングだった。
エンジンは水冷DOHCのカムギヤトレーン、直打式のバルブ駆動により、レッドゾーンが14000rpmからという超高回転タイプで、その一方で低中速域の扱いやすさも両立している。1998年にレプリカ色を強めて追加されたCBR400RR(NC23)もエンジンの基本構成は同一で、トルクがやや向上しており、F3クラスのレーサーベースとしてのポテンシャルは十分だった。ハイスペックの水冷エンジンがフルカバードで落ち着いた雰囲気の収められたのは、レーサーとしてはV型のVFR400R(NC21)を推していこうという趣旨がここに見え隠れする。
この落ち着いたフルカバードデザインは、兄貴分のCBR1000Fや、後に登場することになるCBRR750スーパーエアロ(RC27)にも共通したところがあり、当時のCBRシリーズはレプリカというよりは、むしろツアラーが基本コンセプトであったように見える。しかし、1990年代以降の「CBR」は、どの排気量をとって見てもレーシーなものであり、2013年に登場した並列2気筒のCBR400R(NC47)のスタイリングを見ても、CBR1000RRやCBR600RRにも劣らない刺激的なものとなっている。1980年代と2010年代の「CBR400R」はコンセプトやエンジン構成こそ異なるが、CBR400R(NC23)の根底にある4気筒のスポーツ性は間違いなく受け継がれている。