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シルバーウイング600(ホンダ)

ホンダ/シルバーウイング600

2001年に大型スクータークラスで先陣を切ったのがシルバーウイング600だ。その後、同年8月にはスポーツスクーターTMAXが登場し、翌年6月にはクラス最大排気量のスカイウェイブ650がラインアップ。各メーカーのフラッグシップスクーターが出揃った形となる。大型二輪免許を所有していなくても楽しめるのがシルバーウイング400の利点だが、やはり、本来の良さを堪能するならシルバーウイング600を選択すべきだろう。2004年3月にはPGM-FIの点火時期と燃料噴射制御内容が切り替わるTモードスイッチ(400には当初から採用)を装備するなど、ABSモデルの追加もあわせて、走行面でも抜かりがない。

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大型クラスで先陣を切ったフラッグシップスクーター「シルバーウイング600(PF01)」

1995年のマジェスティ250(4HC)の登場により、爆発的なブームとなったビッグスクーター。その後、ビッグスクーターはひとつのカテゴリーとして確立され、今ではすっかり定番化している。250ccクラスの人気により、400ccクラス、大型クラスへとラインアップが拡大し、2001年に大型クラスで先陣を切ったのがシルバーウイング600(PF01)だ。その後、同年8月にはスポーツスクーターTMAX・T-MAX(SJ02J)が登場し、翌年6月にはクラス最大排気量のスカイウェイブ650(CP51A)がラインアップ。各メーカーのフラッグシップスクーターが出揃った形となる。

これら3車種の中では唯一、同一プラットフォームで600ccと400ccの2つの排気量を展開し、大型二輪免許を所有していなくても楽しめるのがシルバーウイングの利点だが、やはり、本来の良さを堪能するならシルバーウイング600を選択すべきだろう。新開発のDOHC並列ツインエンジンは、PGM-FIの組み合わせで49psを発生し、スポーツ性を強調したTMAXの39psを上回っている。加えて、整流効果の高いボディーとスクリーンの採用や、前後シートに装備されたバックレストのおかげで、高速クルージングやタンデム走行が快適だ。

一見、落ち着いた雰囲気もシルバーウイング600も、リア回りは2本ショック&アルミスイングアームを採用し、クランクシャフト同軸のスイングアームピボットによりバネ下重量を軽減したり、2004年3月にはPGM-FIの点火時期と燃料噴射制御内容が切り替わるTモードスイッチ(400には当初から採用)を装備するなど、ABSモデルの追加もあわせて、走行面でも抜かりがない。2009年にはシルバーウイングGT600(PF02)へと進化しているが、年々熟成を重ねたシルバーウイング600も大型スクーターとしてのバランスの良さはピカイチで、250ccからのステップアップにベストチョイスだ。