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CBR650R(ホンダ)(4ページ目)

ホンダ/CBR650R

開発のキーワードは「エキサイティングな走りの堪能 直4 Middle CBR R」。ピーク回転にかけて谷のない回転上昇フィーリングの出力特性への変更と高回転域の出力向上が図られたエンジン。さらに高回転型の特性にするため、動弁系の諸元を変更。ピストン頭部形状の変更と燃焼室の最適化。高速域でエアクリーナーボックス内の気圧を高めるツインラムエアダクトの採用された新設計のエアクリーナー。クラッチレバーの操作荷重を軽減し、急激なエンジンブレーキによるホッピングを軽減するアシストスリッパークラッチの採用。前後の車輪速度差により燃料噴射量を調整してエンジントルクを最適化する「Honda セレクタブル トルク...

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FからRへと進化し、“操る楽しみ”が一層アップ「CBR650R」

2014年に登場したフルカウルのスポーツモデル「CBR650F」。扱いやすいボディサイズと低回転域から高回転域まで気持ちよく吹け上がる回転フィーリングで人気を博したが、そのCBR650Fをベースに、“操る楽しみ”にスポットを当てて開発されたのが、2019年にデビューした「CBR650R」。

開発のキーワードは「エキサイティングな走りの堪能 直4 Middle CBR R」。ピーク回転にかけて谷のない回転上昇フィーリングの出力特性への変更と高回転域の出力向上が図られたエンジン。さらに高回転型の特性にするため、動弁系の諸元を変更。ピストン頭部形状の変更と燃焼室の最適化。高速域でエアクリーナーボックス内の気圧を高めるツインラムエアダクトの採用された新設計のエアクリーナー。クラッチレバーの操作荷重を軽減し、急激なエンジンブレーキによるホッピングを軽減するアシストスリッパークラッチの採用。前後の車輪速度差により燃料噴射量を調整してエンジントルクを最適化する「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」の採用。

車体面を見ても、シート後端を短縮してマスの集中化。バックするとともにアップしたステップ、トップブリッジ下にセットされたハンドル。新デザインの5本Y字型スポークのアルミホイール。倒立式となったフロントフォーク。リアサスペンションとスイングアームとの締結部に採用されたピロボール。キャリパーがラジアルマウントされたフロントブレーキ(ABS標準装備)。

FからRへと進化したCBR650Rだが、その進化は全体にわたっており、『CBR』の『R』に相応しい仕上がりとなっている。乗り比べれば、その違いは瞭然。“操る楽しみ”にスポットを当てたというのを、実感できる。もちろん、CBR650Fも乗って楽しいバイクであることは間違いない。より一層、スポーティな走りに振ったのがCBR650Rなのだ。

リッタークラスのパワーは持て余すけど、400ccクラス以上のパンチが欲しい。そんな人にすすめたいのが、ミドルクラス。日本の道路事情の中で、スロットルを気持ちよくあけて走りたいと思うのなら、ミドルクラスは最強の排気量かもしれない。