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OEM供給で実現したカワサキ初のビッグスクーターが「エプシロン250(CJ43B)」

1995年にマジェスティ250(4HC)が登場するまでは、ビッグスクーターと言えばフュージョン(MF02)とフリーウェイ(MF03)がラインナップするだけだった。このマジェスティ250が火付け役となり、その後のブームにつながっていったのはご存知の通りだ。1997年にはフォーサイト(MF04)が登場し、スズキは1998年にスカイウェイブ250(CJ41A)を投入した。この頃は、各メーカーとも機能や装備を充実させたバリエーションモデルを追加ラインナップさせたものの、メーカー純正カスタム的なモデルが登場するのは2002年からとなる。

2002年にショートスクリーンとバーハンドルを装着したマジェスティC(SG03J)が登場すると、同様の装備を施したスカイウェイブ250タイプS(CJ42A)もラインナップ。同年に始まったスズキとカワサキのOEM供給により、このスカイウェイブ250タイプSをベースとしたカワサキブランドのビッグスクーターがエプシロン250(CJ42B)となるわけだ。OEM供給とはいえ、カワサキ初のビッグスクーターとあって、カワサキファンには注目の一台だったはずだ。スズキ・アヴェニス150に対するエプシロン150も登場したことで、選択肢が増えたことも嬉しかった。

翌2003年には、ベースモデルのスカイウェイブ250タイプSがモデルチェンジしたことを受けて、エプシロン250もインジェクションを装備(CJ43B)。CJ42型、CJ43型ともにカスタムパーツは豊富に出揃っており、さらに一歩手を加え、オリジナリティを楽しむことができる。その後、スカイウェイブ250はCJ44A型にフルモデルチェンジするものの、エプシロン250はCJ43A型のままラインナップ。OEM提携解消により、今後は発展モデルがラインナップしないことは残念だが、「カワサキのビッグスクーター」として語り継がれることは間違いない。