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アヴェニス150(スズキ)

スズキ/アヴェニス150

アヴェニス150は、ビッグスクーターブームが過熱していた1999年に登場。スズキが1クラス上の質感と走行性能を目指したスクーターである。ショートスクリーンを採用し、スカイウェイブとも似たフロントマスクと流麗なデザイン、メインキーで開閉可能な容量24リットルのシート下スペースなど、ヴェクスターを上回る充実装備を誇った。

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ワンクラス上の装備のジャストサイズスクーター「アヴェニス150(CG43A)」

大柄な250ccクラスのビッグスクーターではなく、125ccクラスのコンパクトボディーで高速道路も走行可能。そんな希望をかなえてくれるのが、近年ではヴェクスター150(CG42A)となる。1994年、ヴェクスター125(CF42A)をベースとして登場し、一度生産終了となったが、2006年に再登場している(最終的には2007年8月で終了)。このことからも、スズキがこのクラスに力を入れていることが分り、ビッグスクーターブームが過熱していた1999年、同様の手法で125ccベースのアヴェニス150(CG43A)を発売している。

ヴェクスター150(空冷SOHC2バルブ)の発展モデルかと思いきや、エンジンは新設計で水冷SOHC4バルブを搭載。φ29mmダウンドラフトキャブとの組み合わせで、ヴェクスター150の13psに対し16psを発生した(アヴェニス125は14ps)。ショートスクリーンを採用し、スカイウェイブとも似たフロントマスクと流麗なデザイン、10インチが主流の中、前後12インチの大径キャストホイール、メインキーで開閉可能な容量24リットルのシート下スペースなど、ヴェクスターを上回る充実装備を誇った。

2002年にはOEM供給でカワサキ・エプシロン150(CG43B)も発売開始。すでにアヴェニス125は生産終了となっていたため、150のみとなる。エプシロン250(CJ42B)はカラーリングでスカイウェイブ250(CJ42A)と差別化を図っていたが、エプシロン150はフロントとサイドのステッカーの違いだけだった。一見、中途半端なサイズと排気量にも思えてしまうアヴェニス150&エプシロン150だが、ビッグスクーターよりも取り回しがラクで燃費も良く、実は、日本の道路事情に一番合っているジャストサイズスクーターなのではないだろうか。ヴェクスターシリーズとの併売で短命に終わったのが残念だ。