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強烈な個性を放つストリートバイクがインジェクションを装備「バンバン200(NH42A)」

極太タイヤに幅広ハンドル。ストリート系バイクの中でも強烈な個性を放つ「バンバン200」。登場は2002年だが、平成18年の排出ガス規制に適合させるため、2007年12月にインジェクションを採用。原動機型式は「H403」で変化はないが、型式はそれまでの「NH41A」から「NH42A」となった。

とにかく、太い。バンバン200のリアタイヤサイズは、ヤマハの「TW200」「TW225」と同じ180/80-14。この太さだけなら、リッタークラスのスーパースポーツ系と同等だ。さらに、扁平率が80%なのでサイドウォールが高く、横から見ても太い。少し空気圧を落とせば、どんな悪路でも走破できてしまうんじゃないか?…バンバンやTWには、そんな雰囲気がある。

ンバン200は、平成18年の排出ガス規制への対応として、インジェクションシステムとマフラー内に触媒とO2フィードバック制御システムを採用したほか、小型のオイルクーラーも搭載した。始動性が向上するとともに、燃費性能も、インジェクション採用前のモデルの49.0km/リットル(60km/h走行時)から、51.5km/リットル(60km/h走行時)とへ向上した。

最高出力16PS、最高トルク1.5kgf・m。この数字はNH41Aと変化はないが、最大トルクの発生回転数が7000rpmから6500rpmとなり、低回転での粘りが増した感がある。

外見は大きく変わらないが、それまでフラットシートモデルとタックロールシートモデルの2タイプがあったが、タックロールシートが標準装備となった。