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スカイウェイブ400(スズキ)

スズキ/スカイウェイブ400

スカイウェイブ400は、400ccクラス初のビッグスクーターモデルで、ワンランク上の走りを求めるユーザーを獲得していった。スカイウェイブ250とは、400の32psに対応するために、フレームやフォークの肉厚を上げ、剛性をアップさせている点が相違点となる。

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400ccクラス初のビッグスクーター「スカイウェイブ400(CK41A)」

1995年にマジェスティ250(4HC)が登場し、一大ブームが巻き起こったビッグスクーター。ホンダはすでにフュージョン(MF02)とフリーウェイ(MF03)をラインアップしていたが、1997年にはフォーサイト(MF04)を追加。スズキは一歩遅れて1998年にスカイウェイブ250(CJ41A)を発売し、3メーカーが出揃うと、さらにビッグスクーターブームは加熱していった。そういった状況下で、スズキは他メーカーに先駆けて400ccクラスにスカイウェイブ400(CK41A)を投入し、ワンランク上の走りを求めるユーザーを獲得していったのだ。

シルバーウイングやTMAXが登場する前であり、400ccスクーターは斬新だった。一見するとCJ41A型のスカイウェイブ250のタイプ?(シーシーバー装備)と瓜二つで、サイドの「400」の文字がなければ見分けがつかない。ゆえに、前後13インチホイール、リンク式リアサス、33リットルのメットインスペース、前後連動ブレーキ、パーキングブレーキなどの装備はスカイウェイブ250と共通で、250の23psに対して400の32psに対応するために、フレームやフォークの肉厚を上げ、剛性をアップさせている点が相違点となる。

1999年末にはスタンドとタンデムステップを変更し、2000年にはCK42A型へモデルチェンジ。エンジンは新排ガス規制に適合させた程度だが、その他で多くの点が変更されている。メットインスペースの拡大、リアサスの調整を34段階に、タンデムポジションの変更、テールライトのデザイン変更、5段階調整式バックレスト、ライト上のエアインテーク、スクリーン形状変更など、装備が一段と充実した。2002年にはCK43A型へとフルモデルチェンジしインジェクション化。250と同様の充実化が図られる。ライバル車とは異なり、250と共通で使えるカスタムパーツも多いのが特徴で、余裕あるスクーターを求めるならスカイウェイブ400が最適だ。