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SV650(スズキ)

スズキ/SV650

スズキのSV650は、水冷4ストロークDOHC V型2気筒エンジンを搭載した、600ccクラスの希少なVツインネイキッドモデルである。最高出力は72馬力。フレームや外観デザインはTL1000Sを踏襲し、クラス初のアルミ製楕円断面トラスフレームを採用している。シート高は785mmと低めに設定されており、スリムな車体と相まって足つきも良好だ。燃料タンク容量は14リットル、燃費性能は60km/h定地走行で34.8km/Lと優れており、扱いやすさとスポーツ性能を兼ね備えたモデルとして人気が高い。並列ツインのためレトロなW650やSR500と方向性が異なり、そういった面ではライバル不在のモデル。

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600ccクラスの希少かつスタンダードなVツイン

400ccクラスとリッタークラスに挟まれ、ラインアップが少々薄い600ccクラス。ヨーロッパでは人気が高いこのクラスも、オーバー750ccが解禁された後の日本国内では少々中途半端なポジションとなってしまっている。しかし、400ccの車格でパワーのあるエンジンの組み合わせは、日本人にはジャストフィットであることが多く、まさにこの言葉をそのまま実現したモデルがSV650/SV650S(VP52A)だ。1998年に先行して登場していたSV400/SV400S(VK53A)と共通のトラスフレームに、輸出モデルとほぼ同等の70psを発揮するVツインエンジンを搭載。パワー面では同時期のホーネット600を上回るが、4気筒とVツインでキャラクターが異なり、また、並列ツインでレトロなW650やシングルのSR500とも方向性が異なり、そういった面ではライバル不在だったと言える。

フレームや外観デザインはTL1000S(VT51A)を踏襲し、クラス初のアルミ製楕円断面トラスフレームを採用。SV650SはTL1000S譲りのハーフカウル&片側プロジェクター式2灯ライトを装備。セパレートハンドルやバックステップの採用、サスセッティングの変更などで、丸型1灯ライトのネイキッドモデルSV650よりもスポーツ性を高め、外観以上の差別化を図っている。国内モデルがラインアップ終了となった後も、輸出モデルは継続販売され、2003年にはフルモデルチェンジ。SV1000/SV1000Sと同様のデザインに変更され、従来の丸味がかったものからエッジの効いたものとなった。また、吸気方式はキャブからフューエルインジェクション(FI)に進化している。2008年には後継モデルとも言えるグラディウス650が登場したものの、SV650/SV650Sも併売され、2003年からのV-STROM650・V-ストローム650(DL650)も合わせると、同系エンジンのバリエーションは実に豊富。こうして、長年に渡るラインアップで、SV650/SV650SはスタンダードなVツインというポジションを確立していったのだ。