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GS1200SS(スズキ)

スズキ/GS1200SS

GS1200SSは、1980年代の耐久レーサーモチーフとし「硬派で無骨な男らしさ」追求した一台。耐久レーサーのイメージをファッションの1つとして街中で楽しむ「ストリート系ビッグバイク」として位置付けられ、スズキのオリジナリティーが随所に盛り込まれたモデルだ。

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耐久レーサーのイメージをストリートに持ち込んだ「GS1200SS」

鋼管ダブルクレードルフレーム、丸みが強く大柄なハーフカウルにセットされた丸型デュアルヘッドライト、ブラックメタリック1色のスパルタンなカラーリングなど、1980年代の耐久レーサーモチーフとし「硬派で無骨な男らしさ」追求したGS1200SS。耐久レーサーのイメージをファッションの1つとして街中で楽しむ「ストリート系ビッグバイク」 として位置付けられ、スズキのオリジナリティーが随所に盛り込まれたモデルだ。

スズキ伝統の油冷DOHC1200ccエンジンを搭載し、これにスロットルポジションセンサー付き32mmCVRキャブを組み合わせることで、高回転域でのシャープなパワー感と低中速域からのパワフルなトルク感を実現。フロント足回りはイニシャルアジャスター付き43mm正立フォーク、リアは圧側減衰力調整機構付きのツインショックで、ホイールは3.50-17/5.50-17の前後17インチといった構成。イナズマ1200をベースとしながらも、スタイルやポジションはネイキッドモデルとは異なったものとなっている。

同年8月には、1980年代の鈴鹿8耐優勝車であるGS1000Rを彷彿とさせるレッド×ブラックが追加。翌2002年には、スズキのワークスマシンをイメージさせる、ブルー×ホワイトのツートンカラーリングを採用。タンクと給油口の形状も変更され、さらにレーシングイメージを高めた。同時にメーターも従来のアナログ式タコメーター+液晶表示速度計からアナログ2連式となった。

この時期にはワンサイズ大きなGSX1400や、スポーティーなバンディット1200もラインナップしたが、ハーフカウル&メガホンマフラーなどの外観はレトロかつ耐久レーサーの雰囲気を醸し出し、1980年代当時を知るファンにとっては、スズキのこだわりが感じられる魅力的なモデルだったに違いない。