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ビーノ(ヤマハ)(3ページ目)

ヤマハ/ビーノ

ビーノは、シート下収納スペースといった実用性も備えたレトロ調のスタイリングが最大の特徴。丸みを帯びた外観に、バーハンドル、スピードメーターや燃料計、丸型のヘッドライト等、女性ユーザーを惹きつける要素を十分に備え、かわいいレトロ感覚を具現化したスクーター。スタンダードの他、樽型グリップや専用カラーを施した「ビーノクラシック」、1960年代のレトロスポーツを彷彿とさせる赤/白カラーの「ビーノスポーツなど、他車に比べてバリエーション豊富だったのも特徴である。2004年には4スト化され、2007年にはFI化、2015年にエンジン性能を向上させている。

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かわいいレトロ感覚を具現化した女性向けスクーター「ビーノ(5AU)」

1990年代は「新しいけど、どこか懐かしさを感じる」レトロ系のバイクが多く登場した。台数が多いところで、カワサキ・エストレヤ(BJ250A)シリーズ、W650(EJ650A)、ジョルノ(AF24)シリーズなどなど、マイナーで販売終了となったモデルも挙げればキリがない。50ccスクーターではジョルノ(AF24)が先駆者で、その後にVINO・ビーノ(5AU)、ヴェルデ・ベルデ(CA1MB)と続くことになる。3者の中では圧倒的にビーノの台数が多く、4スト主流となった今でも、2ストのビーノの人気は高い。

ジョグアプリオ(4JP)・アプリオナチュラル(SA11J)系のエンジンを搭載し、6.8psから6.3psへとややパワーダウン。フロントまわりはジョグ系とは異なりトレーリングリンク式で、この見た目もレトロ感を強めている。前後10インチホイールは他のジョグ系と変わらない。シート下収納スペースといった実用性も備えつつ、レトロ調のスタイリングとしたのがビーノの最大の特徴で、丸みを帯びた外観に、バーハンドル、スピードメーターや燃料計、丸型のヘッドライト等、女性ユーザーを惹きつける要素を十分に備えていた。

ビーノはスタンダードの他、レッグシールドのメッキ風モール、フロアマット、樽型グリップ、専用カラーを施した「ビーノクラシック」、1960年代のレトロスポーツを彷彿とさせる赤/白カラーの「ビーノスポーツ」、ハローキティバージョン、宇多田ヒカルがデザインしたキャラ「CHUICHI」バージョンも限定発売され、他車に比べてバリエーション豊富だったのも特徴である。2004年には4スト化され(SA26J)、2007年にはFI化(SA37J)、2015年にエンジン性能を向上させ(SA54J)、レトロ調スクーターは、今なお健在である。