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TW200(ヤマハ)(2ページ目)

ヤマハ/TW200

TW200は1987年に、XT200の195ccエンジンを搭載した車体に、フロント130/80-18、リア180/80-14という超ファットタイヤを装着。セロー225のトレックライドとは趣旨の異なる「道なき道」を分け入ることを想定したコンセプトで登場した。冒険家・風間深志氏がTW200で北極点に到達したのは知る人ぞ知る事実で、本来はオフロードで実力を発揮するモデルである。シリーズ最終となったTW225E(DG09J)からはそれを想像するのは難しいかもしれないが、ルーツは純粋なオフロードコンセプトから誕生したものだったことを知っておくと、ちょっと違った感覚でTWシリーズを楽しめるに違いない。

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ストリートではない、オフロードで実力を発揮する「TW200(2JL)」

XT200の195ccエンジンを搭載した車体に、フロント130/80-18、リア180/80-14という超ファットタイヤを装着。セロー225(1KH)のトレックライドとは趣旨の異なる「道なき道」を分け入ることを想定したコンセプトで、1987年に登場したTW200(2JL)。冒険家・風間深志がTW200で北極点に到達したのは知る人ぞ知る事実で、本来はオフロードで実力を発揮するモデルであり、シリーズ最終となったTW225E(DG09J)からはそれを想像するのは難しいかもしれない。

「TWがオフロードバイクである」というスタイルが変化していったのは、ストリート系、スカチューンといったカスタムが確立された1990年代後半からで、ヤマハは丸型ライト、小型ウィンカーを装備したTW200Eを発売。後にそれがレギュラーモデルとなり、オフロードではなくストリートモデルとして進化していく。TWのカスタム車がキムタク主演のドラマで採用されたことから、その人気に拍車がかかり、2000年にはフロントがディスクブレーキとなったTW200E(DG07J)が登場。そして、2002年にはフルモデルチェンジでセロー系のエンジンを搭載し排気量をアップ、2008年に生産終了となったTW225E(DG09J)へとつながっていくのだ。

車体構成など基本的な部分は変わらないものの、角型ライトから丸型の小型ライトへ、ブロックタイヤから亀甲パターンのオンロードタイヤへ、ドラムからディスクブレーキへ、そして200ccから225ccへと排気量をアップし、オフロードでの性能ではなく、ストリートでの快適性を求めて「進化」してきたTWシリーズ。しかし、そのルーツは純粋なオフロードコンセプトから誕生したものだったことを知っておくと、ちょっと違った感覚でTWシリーズを楽しめるに違いない。