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MT-25(ヤマハ)(3ページ目)

ヤマハ/MT-25

ヤマハのMT-25は、「大都会のチーター」をコンセプトに持ったスポーツネイキッドモデルとして2015年に登場。YZF-R25をベースに249ccの水冷直列2気筒エンジンを搭載し、最高出力は35馬力(12,000rpm)を発揮する。シート高は780mm、車両重量は167kgと扱いやすく、バーハンドル仕様のため車体の取り回しも非常にラクなため、市街地走行に特化したモデルとなっている。2020年のモデルチェンジでは、倒立フォークやLEDヘッドライト、フルデジタルメーターを採用し、より精悍なデザインと高い走行性能を実現した。

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YZF-R25がプラットフォームの、“大都会のチーター”「MT-25」

「YZF-R25」をプラットフォームにし、MTシリーズのスタイリングをまとうモデル、それが2015年に登場した「MT-25」。

R25が土台となっているので、基本は同じだ。エンジンは、水冷・直列2気筒・DOHC・4バルブでフューエルインジェクションを採用。フレームは新設計のダイヤモンド型で、エンジンケースをメンバーに加えることにより軽量化を達成。リアアームは左右非対称、573mmのロングタイプとすることで、効率よく駆動力を路面に伝達。フロントサスペンションは600クラス並みのインナーチューブ径が41mmの正立タイプで、高い剛性感と路面追従性を持たせてある。

では、MT-25は単にR25のネイキッドバージョンなのか。それは、ノーだ。MT-25はバーハンドル仕様となっており、R25と比較してハンドル位置が手前に19mm引かれ、高さで39mm高くなっている。これが、全体の印象を大きく変化させている。それは、見た目だけの問題ではない。

セパレートハンドルからバーハンドルにカスタムした経験のある人ならご存知だろうが、アップライトなライディングポジションとなることで、車体の取り回しがグンとラクになる。特にハンドルを目一杯切っての小回りの時などは、その扱いやすさが実感できるはずだ。つまり、市街地走行に特化したモデルへと変貌しているのだ。MT-25の開発コンセプトは「大都会のチーター」。この名前に偽りなし。